日弁連会長声明について

また、やってくれましたね。

死刑執行に強く抗議し、改めて死刑執行を停止し死刑廃止について全社会的議論を開始することを求める会長声明

一部引用してみましょうか。


死刑執行は、到底容認することができない。死刑の廃止は国際的な趨勢であり、昨年12月20日には、国連総会において、全ての死刑存続国に対し、死刑廃止を視野に執行を停止するよう求める決議が、過去最多の111か国の賛成多数で採択された。こうした状況において、死刑制度を存置し、かつ死刑の執行を繰り返す日本の姿勢は際立っており、日本政府は、国連関係機関からも繰り返し、死刑の執行を停止し、死刑制度の廃止に向けた措置をとるよう勧告を受けてきた。

世界は世界はと言っていますが、この人達は、世界が死刑容認になったら、意見を死刑容認派に変えるのでしょうか?

当連合会は、今回の死刑執行に対し強く抗議するとともに、改めて死刑執行を停止し、死刑に関する情報を広く国民に公開し、法務省に有識者会議を設置する等の方策をとることによって、死刑制度の廃止について全社会的議論を直ちに開始することを求めるものである。 
毎回同じことを言っていますね。
学習してください。

そんなに全社会的議論をやりたければ、自分たちでやればいいじゃないですか。
国はダメなんでしょ?法務省もダメなやつらなんでしょ?

あ、自分たちって、もちろん日弁連とか弁護士会がじゃないよ。
会費でそんなことやられるなんて冗談じゃないですから。
この声明に賛成の弁護士が別途お金を出しあって、全社会的議論とやらをやってみてください。

でも、国民は、むしろ、死刑判決が確定した者は、迅速に執行しろって言ったりして。
そうしたら今度は国民を非難して、部分社会的議論をやろうって言うのかな?

日弁連内部の部分社会には一般常識の審査が及ばないんだろうなあ。


あ、勘違いしないでくださいね。
私は、どちらかというと死刑反対論者です。
理由は、自分が死刑執行したくないから。
「お前が死刑執行のボタンを押せ」って言われたら、「できません」って言いますもん。
今は、複数人で押して、誰のボタンが執行ボタンはわからなくなってるらしいですが、それでも嫌です。
さすがに「死刑執行はやりたくない。でも死刑には賛成」とは言えません。

ですが、自分の意見がどうかということと、弁護士会の意見声明の話は別ですよ。
たとえ、自分の意見と結論が同じでも、理由も違いますし、構成員全員がそう思っているとも捉えられかねないように声明を出すやり方は絶対に反対です。